買い物は久しぶりで、服を選ぶのは楽しかった。クローンとはたくさんすれ違った。でもそんなクローン達からしたら、わたしだってすれ違ったクローンの内の一人なのかもしれない。と考えたらまた気が滅入ってきた。わたしが考えて考えて苦しくなっていることの多くは、きっと考えなくても差し支えないことなのかもしれない。それでも考えるのは、わたしがわたしだから。誰にでもできることだけれど、わたしにしかできないこと。愚図なわたしにしかできないこと。とっても自意識過剰で傲慢だね。笑っちゃう。でもそーやって自分を守っていないとバランスがとれないから。

わたしが真っ白のワンピースを好んで着るのは、“真っ白なワンピース”、“綺麗なロングヘア”に強い少女性と処女性を感じるからである。わたし的に髪はできれば黒髪であるほうが望ましいのだけれど、わたしの地毛はもともと茶色っぽいので、夢は叶わない。それでも随分髪が伸びた。嬉しい。てゆうかそもそも歳が歳なだけに少女性なんて言ってたらおかしいんだけど。わたしがあこがれの少女性を身に纏っても、もはやコスプレ感。今年で最後かなあ。