小学校から高校までを通して1番よく言われた叱責の言葉:くだらない嘘をつくな。
どーやらわたし嘘ばっかついてるみたいです、しかもつかなくてもいいようなくだらないのばっかり。
例えば小学校の時の、「今日は誰と遊んできたの?」「まりなちゃん」
そんなわたしにはまちなちゃんという友達はいない。てゆっか友達いなかったしね。1人でずっと鳩に餌あげたりいじめたりして遊んでたんだよ。あーくだらない。
そーいえばその頃に目の前で鳩が車に衝突して死ぬのを見たんだ。わたしが1番可愛がってた、鳩のくせに全身白色の鳩だった。小学校3年生のわたしにはあまりにも衝撃的すぎて、思わずその死んだ白い鳩を拾い上げて公園の隅のほうに置いた。次の日にその白鳩を安置したところへ行くと、白鳩とは対照的な真っ黒の烏が、白鳩を啄ばんで貪り食っていた。素でびびった。
その頃を境にわたしは放課後毎日“まりなちゃん”と遊んだという嘘をつくようになるのだけれど、実はその白鳩にまりなちゃんと名前をつけていたんだ。でもまりなちゃんはしんでいるので、わたしにはまりなちゃんという友達はいない。だから結局はまりなちゃんと遊んでいたという話は嘘になるわけで、虚言症だから。つまらない嘘ばかりついているよ、本当に。今でも大差なく毎日くだらない嘘を並べて生きている。人には「味気ない嘘並べても、虚しいだけだよ。」なんて言うのにね?つまりは自分を痛烈に批判しているということ。そろそろ嘘つくのもしんどい年になってきた自覚はある。