今日わたしは誰かに愛されてるのかなーってことを考えてずっと泣いてた。
わたしを愛してくれてる人――って、思い浮かべたけど、誰の顔も浮かんでこなくて逆に笑えた。どーしよもないわ。
誰のことも愛してないわたしが誰かに愛されたいなんて、我侭な話だよねー。
わたしは昔から「人を好きになる」という感覚がイマイチよく分からんのです。
小さいときからあんまり愛情を注がれずに育ったせいなのかな。
そんなこと考えるのは今まで育ててくれたお父さんに対して失礼なのかな。
これからどこで暮らすかは、まだ決めれないままです。お父さんは何も言ってこないけど、春休み中には決めないといけないと思う。
それと、今、家の中が変な雰囲気。わたしがそうしてるんだけどさ。
多分継母はあたしの出生のこと知らないの。もし知ってたら絶対何とかしてわたしをお祖母ちゃんの家に行かせようとするよ。洸希も千鳥ちゃんも知らない。
あたしとお父さんの空気が、変。
今まで通り接したいのに、うまく顔が見れない。
どうしていいのか分からない。