以前の日記で三滝が浮気的な行動を繰り返していてわたしはそれが気に入らない云々といった日記を書いたと思う。そのことについて彼からお話があった。聞いてもいないのに。  何やら就職活動で行き詰って、むしゃくしゃしている傍らでわたしが仕事でどんどん成功していくもんだから(実際別に成功なんてしてないんだけれど)、悔しくてわたしには相談できなくて、苦しかったらしい。  そんなん知らんし、わたし。結果だけみたらわたしは確かに多少以前よりはましな生活を送れているかもしれない。でもそれはわたしが生み出したものじゃないか。担当と試行錯誤して、自己嫌悪で何度も吐いたし、それでもそれなりに今の仕事に向き合ったから得られた現状だ。いや、別にわたしの話はどうでもいいんだけれど。  そんなこんなでどうにか第一志望に内定をもらって就職活動を終えた彼はわたしにその一連の出来事を懺悔的な感じで話し始め、最後に「適当に女の子たちと遊んで分かったことは、世の中にはくだらない人間が多いってことだった。掘り下げても何の面白味も中身もない、つまらない人間ばかりだった。僕は失望した。どうして僕が侑衣から離れられないのか、分かった気がする。」と言った。ので、もうそれだけで、まあいいか、と思えた。わたしは自分のことをどうしようもない愚図であると自覚しているとともに、自分は凡庸な人間とは一線を画した選ばれた人間であるという考えも拭い切れない、痛々しい人間だということに気付いているので、三滝がわたしのことをそのように思っていてくれているという事実だけで、どうしても気分がよくなってしまう。そのこと自体が本当に愚かだなあ、とも分かっているんだけれど。もう21歳にもなるのにね。
それにしても、三滝ももう1年後には社会人になるのかあーと思うと、とても変な気分。てことはとっちも、ついに社会人かあ…。本当に変な気分。みんなわたしを置いて大きくなってくれるな。わたしはここにいるよ。ってなもんで。漫画やアニメでいうところの、ついに眼のないリリーも社会人編に突入だゾ!的な…。  未だに女子高生の自分と、大人になっていく友人たち。これほんといつも思う。自分はまったく成長?ていうか年とった気しないけど、周りばかりが、なんかもう、ああああああああ!!!!!!!わたしは何一つ変わっていない、と、おもう。ねえ、変わった?わたし変わったかなあ??進化でも退化でも、何かしら変わったかなあ???  てかそもそも誰かここ見ているの?みたいな。たまにおもうんだけど。ページビューは増えていくけど、わたし2人くらいにしかこのページ教えてないしなあ。新着とかでやって来てるのかなあ。はじめましての方こんにちワン。見てくれてありがとウサギー!