それは幻想。でもこれも幻想。

どうやらわたしは太陽を1つ失ってしまったようだ。しかも1番美しく輝いていたのを。
わたしは平均と比べて友達とかは圧倒的に少ないけれど、平均より優れた太陽を平均より多く持っているつもりだった。それだけが人生唯一の誇りだった。
それでも1番魅力的だった太陽がもうわたしの前では輝かなくなってしまった。ということは、他の太陽だってきっといつか色を失うんだよ。(色を失うって言っても、太陽の色なんてわかんないけどね。みんな太陽を赤とか、そーいった色で描くけれど、直に太陽見たことあんの?太陽なんて直視したら眼が潰れんだよ。)
だから人間ってやっぱり信じらんないとおもう。自分自身のことさえ信じてやれないし。

つまりは三滝に『もう僕に関わらないで下さい。僕もあなたに関わらないから。全部なかったことにして下さい。』といわれたわけで。心底吃驚したし哀しみもしたけれど、それでもわたしの生活に未だ何の支障も来していないのは、ひとえに小菅がわたしの側に居てくれているからだと思う。今はそのことに感謝だけして生きていけばいいのだとおもう。
“ゆーいちゃんの為だったら俺はしねる”とまで言っていた三滝が、一体何を思って今回そんなことを言ったのかは定かではないけれど、考えたってわたしには三滝の心なんて読めるわけないので、別に気にしないことにする。気にしたところで何がどうなるわけでもないし。とりあえず何かいろいろあってわたしと小菅と三滝の3人で昨日話をしたのだけれど、小菅が“勝手に逃げろよ、侑衣の人生から”と言うと、三滝は“そーさせてもらうよ、次はあんたが頑張れば?”と言って帰っていった。逆にこれはわたしの中では愉快で結構笑えることだったりするので心配しないでね。って、誰も心配しないかー。まあでも三滝がわたしと関わらないということで、ちょっと安心してる部分もあるんだ。さすがにこれ以上三滝の人生くちゃくちゃにしちゃ駄目だと思ってたから。強がってるだけかもしんないけど、でも本当に別によかったとも思えてる、きがする。
なんにせよ今回あったことはなんか詳しく書ける気がしないので、これ以上は割愛。いつか何があったかゆえたらなあーと思うのだけれど、多分その日は来ないんだろうなあとかおもう。