中学3年生の夏、使い切った後の27枚撮りインスタントカメラが家の郵便受けに入ってた。お姉ちゃんが気味悪がって捨てたがったので、捨てたふりをして現像した。全部違う動物の写真だった。その写真はわたしの宝物となり、今でも大事にとってある。象、キリン、ライオン、虎、猫、犬、孔雀、ペンギン、チーター、、、、、最後にニンゲン。どうしたのかは覚えていないけれど、そのニンゲンの写真だけが見つからない。
わたし宛かどうかは分からないけれど、このインスタントカメラの贈り主はわたしの思考と嗜好をよく理解している気がした。理解なんて言葉は嫌いだけれど。
そんな訳で最近のわたしと小菅の間のブームはインスタントカメラで写真を撮り、それを現像せずに知り合いの家の郵便受けに入れることである。ただ難点が、大概の人は現像せずに気味悪がって捨ててしまうということ。写真の対象は主に色。